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隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

歴史

参勤交代

山本博文氏の参勤交代を読んだ。目次 参勤交代制度の成立 参勤の手続き 参勤交代中のトラブル 明石源内寝覚鉄砲 他藩とのすれ違い 脇本陣をめぐるトラブル 参勤交代の終焉 参勤交代制度の成立 徳川家康は当初必ずしも全国の大名と主従関係を結んでいたわけで…

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

呉座勇一氏の「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱」を読んだ。「富子は我が子を将軍にしようと画策して乱を引き起こした」などという説も、最近では違ってきているようで、日野富子の影響も限定的であったらしい。自分の子を将軍にしたかったことは確かなよう…

鉄砲隊と騎馬軍団

鈴木眞哉氏の 鉄砲隊と騎馬軍団 真説・長篠合戦を読んだ。この本には今まで疑問に思っていたことに対するズバリの回答を提示されたという印象だ。「真説・長篠合戦」という副題がついているが、長篠の合戦の個々の詳細を語る本ではなく、長篠の合戦において…

籠城 戦国時代に学ぶ逆境のしのぎ方

榎本秋氏の籠城 戦国時代に学ぶ逆境のしのぎ方を読んだ。この本も「いったい戦国時代はどのように兵士は戦っていたのだろうかという」疑問の答えを探すために読んだ。本書は第一部と第二部という構成になっており、第一章には「城の分類と歴史」、「城の作り…

「戦闘報告書」が語る日本中世の戦場

鈴木眞哉氏の 「戦闘報告書」が語る日本中世の戦場を読んだ。いつのころだろうか覚えていないのだが、いったい戦国時代はどのように兵士は戦っていたのだろうかという疑問が湧いてきて、それに関して本を読んで調べている。それで、自分の興味を満たすために…

「火附盗賊改」の正体

丹野顯氏の「火附盗賊改」の正体を読んだ。2017年の1月からアニメで鬼平を放送していて、それを見たら2つほど気になるところがあり、本書で調べてみた。気になったところとは、(1)長谷川平蔵が自分のことを「火付盗賊改めの長官」といったところと、(2)屋敷…

図説「合戦図屏風」で読み解く!戦国合戦の謎

小和田哲男氏監修の図説「合戦図屏風」で読み解く!戦国合戦の謎を読んだ。この本を読む前は、合戦図屏風から「戦国合戦の謎」が読み解けるのかと思ったのだが、実はそんなに単純な話ではなく、やはり謎は謎のままであった。 「はじめに」に以下のように書か…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (記事一覧)

ジャーナリストの松本 仁一氏がNHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で話していた「アフリカは今~カオスと希望と」の記事の一覧のページ。放送は2016年の4月から6月にかけて放送されていた。 知らないと恥をかくアフリカの問題 (子供兵) - 隠居…

殿様の通信簿

磯田道史氏の殿様の通信簿を読んだ。本書のベースになっているのは「土芥寇讎記」という元禄期に書かれた書物である。これは公儀の隠密が探査してきた諸大名の内情を幕府の高官がまとめたものということである。土芥寇讎記には当時の大名234名の人物評価を載…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (イスラム過激派の登場)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十二回目。紀元2000年を過ぎてイスラム過激派が登場してきた。 ナイジェリア ナイジェリアの北西部の村にボコハラムというイスラム過激派の集団が女子…

江戸の経済事件簿

赤坂治績氏の江戸の経済事件簿を読んだ。タイトルから江戸時代に起きた金銭絡みの事件に関して例を挙げて解説している本かと思ったのだが、実際は「事件簿」というほど事件に関しては解説しておらず、著者の得意分野である歌舞伎の戯作や草子などからいくつ…

藤原道長の権力と欲望 - 「御堂関白記」を読む

倉本一宏氏の藤原道長の権力と欲望を読んだ。本書は藤原道長が記した「御堂関白記」を中心に同時代に生きた藤原実資の「小右記」、藤原行成の「権記」を併用して、藤原道長がどのように権力の中枢に上り詰めたかが書かれている。 なぜ、平安貴族は日記を書い…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (国の富の切り売り 中国の進出)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十一回目。崩壊状態になっている、あるいは崩壊に近い状態になっているアフリカに中国がどんどん入ってきているという話。 スーダン 70年代にスーダン…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (崩壊する国家ソマリア)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十回目。今回は東西冷戦終結がソマリアにもたらした問題。 冷戦前後 冷戦の終結が1989年のソビエト連邦の崩壊に端を発して起きた。そしてこの時期にア…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (作り出された対立 ルワンダ)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第九回目。 ルワンダでは千九九十四年に大虐殺が起きた。ルワンダの最大部族であるフツが少数派であるツチに襲い掛かって、一方的に殺しまくるという状態…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (農業への無策、飢餓のアフリカ エチオピア)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第八回目。七回目までテキスト化して、そのあとすっかり忘れていた。 1960年代にアフリカが独立する前までは、アフリカは農業国であった。ところが今アフ…

耳嚢

近世風俗志 - 隠居日録をamazonで検索したときに、「この商品を買った人は...」の所に耳嚢が出ていた。こちらは、上・中・下と三巻出ているようなのだが、amazon.co.jpにも楽天booksにもいまだに新品で在庫されている。出版から25年ぐらい経過しているのに、…

近世風俗志

守貞謾稿という書物がある。なんでこの書物の存在を知ったのか正確には覚えていないが、何かの本で読んだのだと思う。それもほんの2年ぐらい前だったのだから、まだまだ知らないことが多いものだと、嘆息する。 著者の喜田川守貞は幕末の人で、もともとは大…

天皇諡号が語る古代史の真相

関裕二氏監修の天皇諡号が語る古代史の真相を読んだ。本書は新書版なのだが、ページ数が466ページあり、通常の新書の二倍近くはあるので、読む場合はその点を注意する必要があると思う。また、最後まで読んで気づいたのだが、本書は関裕二監修になっていて、…

NHK第二 文化講演会 真田幸村と大坂の陣

久しぶりにNHKの太河ドラマ「真田丸」を一回目からずーと見ているのだが、NHK第二の文化講演会でシリーズ真田丸と称して、9月11日に以下のような放送をしていた。 www4.nhk.or.jp この中で面白かったところ。 信之の助命嘆願 本来なら首をはねられてもおかし…

武士に「もの言う」百姓たち

渡辺尚志氏の武士に「もの言う」百姓たち 裁判で読む江戸時代を読んだ。本書は第一部と第二部に分かれており、第一部は江戸時代の訴訟全般について解説しており、第二部は信濃松代藩真田家文書に残されていた南長池村での出入筋(民事訴訟)の記録をたどりなが…

刀の日本史

加来耕三氏の「刀の日本史」を読んだ。刀と見聞きすると、なんとなく日本刀のことを頭に思い浮かべていたが、本書に記述されているのは日本刀だけではなく、いわゆる剣も範疇に含まれている。そのため、まず神話(古事記・日本書紀)から始まり、古代の刀につ…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (石油資源の搾取の構図 ナイジェリア)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第七回目。今回はナイジェリアの石油資源の搾取の構図について内容だ。 歴史 ナイジェリアは1914年にイギリスの植民地になったが、イギリスはハウサラン…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (多部族国家の問題ジンバブエ)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第六回目。今回は多民族国家ジンバブエのケース。 ジンバブエの独立 ジンバブエの現大統領は、ムガベ大統領、91歳で6期務めている。 ジンバブエはアパル…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (南アフリカ共和国の場合)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第四回目と第五回目。今回は南アフリカ共和国について内容だ。 ケープタウン 南アフリカは他のアフリカの植民地とはちょっと変わった歴史を持っていて、…

戦国の軍隊

西股総生氏の「戦国の軍隊」を読んだ。氏はもともと城郭を研究していたということだが、敵の攻撃を防ぐための構造物という意味において城郭は軍事的構造物としてとらえているが、戦国時代を軍事的に考察した書物がなかったので、自ら執筆したということだ。…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (植民地支配と奴隷貿易)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第三回目。今回は欧米諸国による植民地支配と奴隷貿易について内容だ。 ヨーロッパが入ってきてからアフリカはおかしくなった。では、いったい何が起きた…

図解!戦国の陣形

乃至雅彦氏監修による「図解!戦国の陣形」は講談社現代新書の「戦国の陣形」のビジュアル版といった印象を受けた。今回は乃至氏は監修なので、全編氏による執筆ではないが、「戦国陣形の登場」の項を担当してる。前掲の書で論じられているが、我々がイメー…

知らないと恥をかくアフリカ問題 (アフリカの混沌の原因)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第二回目。今回はアフリカの混沌の原因について内容だ。 アフリカにはかって立派な王国がいくつもあった。国家がどのように成り立っていたかというと、そ…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (子供兵)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」なのだが、もっと早く聞くべきだった。放送自体はあと2回しか残っていないが、ストリーミングを聴く - カルチャーラジオ 歴史再発見 - NHKがあり、今のとこ…

ユカイな裏歴史

最近のお気に入りのラジオ ユカイな裏歴史|すっぴん!|NHKラジオ第1はてなブックマーク - ユカイな裏歴史|すっぴん!|NHKラジオ第1 加来さん結構ノリノリで演技しているように聞こえる。podcastで過去番組の配信もしている。 http://itpc://www.nhk.or.j…

天災から日本史を読みなおす

磯田先生の本だ。本書の本来の趣旨は、古文書などに残る災害に関する記述を掘り起こし、防災に役立てようということだと思うのだが、そういうこととは関係なく第一章が面白そうなので、購入した。買ったのは去年の秋ぐらいで、第一章と第二章の途中まで読ん…