隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

屍者たちの帝国

去年、映画「屍者の帝国」を見た後に買ったと記憶している。当時は、この中から2~3編を読んだだけで、その後読書を中断していた。

2編目の「小ねずみと童貞と復活した女」がハチャメチャで面白い。ドストエフスキーの「白痴」とダニエルキースの「アルジャーノンに花束を」を組み合わせて、そこにいろいろな様相を盛り込んでいて、何とも言えない作品になっている。

最後に収録されている宮部みゆきの「海神の裔」は底本となるものが不明だが、これは「屍者」だけを共通項にした作品なのだろうか。