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隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

学ばない探偵たちの学園

読書 ミステリー

東川篤哉氏の「鯉ヶ窪学園探偵部」シリーズの第一作目だ。このシリーズはNHK FM青春アドベンチャーで「放課後はミステリーとともに」「放課後はミステリーとともに2 探偵部への挑戦」で何とはなくは知っていたが、4部作であることを最新知り、一作目から読もうと思って、まず本書を手にした。

放課後はミステリーとともに」「放課後はミステリーとともに2 探偵部への挑戦」は霧ヶ峰涼が語り役となっているが、本作「学ばない探偵たちの学園」には登場せず、赤坂通が語り手となっている。

本作では、プレハブ校舎にある保健室で胸を千枚通しで刺された他殺死体が見つかる。しかも状況からして、密室と思われる。そして、その後発見者の一人の教師の死体が自宅アパートで見るかる。しかもこの状況も密室状態だ。他殺か?自殺か?本作はユーモアミステリなので、この鯉ヶ窪学園探偵部に所属する3人組が事件解決に乗り出すがという筋書きになっている。

密室トリックというのは、個人的には、意図的に作り出すというのはアイディアとしての面白味はあるが、必然性の観点では常に疑問符がついてしまう。本作では第一の密室は偶然、第二の密室は意図的になっているが、アイディアとしては第一の密室の方がまだ腑に落ちる。

それと、エピローグで書かれているが、事件を「完結」させるためには、誰かが記録する必要があるという説明もいいと思った。事件が解決しても、記録されなければ完結しないものだ。

 

鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ

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