隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

わけあり師匠事の顛末 (物書き同心居眠り紋蔵)

佐藤雅美氏の物書き同心居眠り紋蔵シリーズの一編「わけあり師匠事の顛末」。このシリーズを最初に読んだのは文庫になっていた本で、多分1998年ころだったと思う。この本はイギリスに旅行に行ったときにロンドン近郊にあるオリエンタルシティーの中にあった旭屋書店 で買った記憶がある。それが1998年なので、もう18年前になる。そのオリエンタルシティーは2008年に取り壊されたとか。

このシリーズは連作短編の形式になっていて、わけあり師匠事こと手跡指南所市川堂の青野又五郎が、過去に起こした事件により追って恐れて市川堂を辞めるところから、また再び市川堂に戻るところまでが語られている。本シリーズの主人公紋蔵は南町奉行所の例繰方という職業についていることから、江戸後期の刑罰に関して詳しく語られているが、どちらという厳密な捕り物帳というよりは、時代小説の分野に属するのだと思う。

紋蔵は所構わず居眠りをするという奇病を持っていることになっているが、最近の本ではあまり居眠りすることもなくなっており、本書では居眠りをしている記述を見つけられなかった。

 

佐藤雅美作品

物書き同心居眠り紋蔵シリーズ

御奉行の頭の火照り (物書き同心居眠り紋蔵) - 隠居日録

敵討ちか主殺しか - 隠居日録

縮尻鏡三郎シリーズ

頼みある仲の酒宴かな (縮尻鏡三郎) - 隠居日録

美女二万両強奪のからくり (縮尻鏡三郎) - 隠居日録

町医北村宗哲シリーズ

町医 北村宗哲 - 隠居日録

やる気のない刺客 町医北村宗哲 - 隠居日録

口は禍いの門 町医北村宗哲 - 隠居日録

男嫌いの姉と妹 町医北村宗哲 - 隠居日録