隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

日記堂ファンタジー

堀川アサコ氏の日記堂ファンタジーを読んだ。主人公は日記を売る店「日記堂」の女店主、紀猩子。何とも不思議な雰囲気を出している女性だ。狂言回しは、そこでアルバイトする3浪して大学生になった友哉。友哉は最初猩子が持っている茶畑で勝手に茶を摘み、その償いとしてアルバイトすることになるのだが、そのうち、「片恋日記」を100万円で押し売りされ、そのために、アルバイトを継続することになる。そこに、色々な人が日記を求めてやってくるのだが、猩子は、

お代は読んで満足した後で結構ですよ

といって、日記を渡してしまう。

というようなストーリーで、昨年NHK FM青春アドベンチャーで「幻想郵便局

」を放送していて、割と面白かったので、同じ作者のこの作品を読んでみたのだが、残念ながらちょっと物足りなかった。進行していた物語が中途で終わったような印象を受けて、クライマックスもないまま、小説が終わってしまたような印象を受けてしまった。