東川篤哉氏の「魔法使いと刑事たちの夏」を読んだ。こちらは魔法使いマリィシリーズの2作目。前作の最後で、マリィーは小山田刑事の家に住むことになったのだが、本書ではその通りに、無駄に大きく近所の悪ガキからは幽霊屋敷と呼ばれている家に家政婦として住み込んでいる。ストーリ上一応家政婦の仕事もしているようだ。ただ、プールに行ったり、選挙応援のバイトなどもしている。また、マリィの年齢が千十七歳であることも明かされているが、これが全くのでたらめの年齢なのか、デーモン閣下式に解釈して十七歳なのかは不明だ。
本書には4編収録されている。
- 魔法使いとすり替えられた写真
- 芸能プロダクション社長の犯罪
- 魔法使いと使者からの伝言
- 建築士の犯罪
- 魔法使いと妻にささげる犯罪
- 推理作家の犯罪
- 魔法使いと傘の問題
- 紳士用品店店主の犯罪
さて、次回作のタイトルは「さらば愛しく魔法使い」となっているので、魔法使いマリィシリーズの最後なのだろうと、想像している。果たしてどのような最後になるのだろうか?