隠居日録

隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

情け深くあれ 戦国医生物語

岩井三四二氏の情け深くあれ 戦国医生物語を読んだ。本書は織田信長が足利義明を奉じて京都に上洛した永禄11(1568)年から物語が始まる。京都の上京の内裏近くにある曲直瀬道三の啓迪院で修業中の英俊は国許の丹波で起きた事件のために、国を棄て、医生として…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (記事一覧)

ジャーナリストの松本 仁一氏がNHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で話していた「アフリカは今~カオスと希望と」の記事の一覧のページ。放送は2016年の4月から6月にかけて放送されていた。 知らないと恥をかくアフリカの問題 (子供兵) 知らな…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (ボツワナの発展)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十三回目。最終回ではアフリカに訪れている明るい兆しに関する話題。

殿様の通信簿

磯田道史氏の殿様の通信簿を読んだ。本書のベースになっているのは「土芥寇讎記」という元禄期に書かれた書物である。これは公儀の隠密が探査してきた諸大名の内情を幕府の高官がまとめたものということである。土芥寇讎記には当時の大名234名の人物評価を載…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (イスラム過激派の登場)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十二回目。紀元2000年を過ぎてイスラム過激派が登場してきた。

江戸の経済事件簿

赤坂治績氏の江戸の経済事件簿を読んだ。タイトルから江戸時代に起きた金銭絡みの事件に関して例を挙げて解説している本かと思ったのだが、実際は「事件簿」というほど事件に関しては解説しておらず、著者の得意分野である歌舞伎の戯作や草子などからいくつ…

藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む

倉本一宏先生の藤原道長の権力と欲望を読んだ。本書は藤原道長が記した「御堂関白記」を中心に同時代に生きた藤原実資の「小右記」、藤原行成の「権記」を併用して、藤原道長がどのように権力の中枢に上り詰めたかが書かれている。なぜ、平安貴族は日記を書…

片桐大三郎とXYZの悲劇

倉知淳氏の片桐大三郎とXYZの悲劇を読んだ。本作は難聴により引退した大物俳優片桐大三郎が名探偵を務めるミステリーだ。4編収録されていて、 ぎゅうぎゅう詰めの殺意。満員電車から降りた男が転倒し、死んでしまった。どうやら満員電車の中で、背後から、ニ…

リアクト

法条遥氏のリアクトを読んだ。本作はリライト、リビジョンに次ぐ3作目である。本作で一条保彦が園田保彦になる部分が描かれると思っていたのだが、それは誤りで、もう一度リライトの世界を再構築する物語となっている。 本作では新たにホタルという未来から…

知らないと恥をかくアフリカの問題 (国の富の切り売り 中国の進出)

NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第十一回目。崩壊状態になっている、あるいは崩壊に近い状態になっているアフリカに中国がどんどん入ってきているという話。

リビジョン

法条遥氏のリビジョンを読んだ。この作品はリライトの数か月後(1992年の秋)の世界を舞台にしており、園田保彦の誕生を描く物語になっている。 千秋家の女性に代々受け継がれている不思議な手鏡がある。この手鏡を使うと未来を視ることができるのだ。この視る…

star trek beyond見てきた

start trek beyondを見てきた。全然必要ないけれど、わざわざ昨日star trek (XI)とstar trek into darkness (XII)を見てから劇場に行った。旧シリーズに慣れている身としては、11作目から新規にforkされたstar trekはパラレルワールド世界になっていて、もと…