隠居日録

隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

私を離さないで

カズオ・イシグロ氏のわたしを離さないで(原題 Never Let Me Go)を読んだ。時は1990年代末、舞台はイギリス。物語は介護人キャシー・Hが自分の過去を語る形式で進んでいく。31歳の彼女は優秀な介護人で、この仕事を11年以上も続けている。彼女は回復センター…

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(5)

枯野瑛氏の終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05を読んだ。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(4)

枯野瑛氏の終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(4)を読んだ。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(3)

枯野瑛氏の終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (3)を読んだ。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(2)

枯野瑛氏の終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (2)を読んだ。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?(1)

枯野 瑛氏の終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらってもいいですか?を読んだ。 (内容にかなり触れるので)

スチーム・ガール

エリザベス・ベアのスチーム・ガール(原題 Karen Memory)を読んだ。時代は多分南北戦争後の19世紀末で舞台はアメリカのワシントン準州の架空の都市ラピッドシティ。カレン・メメリーはこの街で縫い子をしていた。縫い子と言っても裁縫の仕事をしているわけで…

動的平衡2 生命は自由になれるのか

福岡伸一先生の「動的平衡2 生命は自由になれるのか」を読んだ。本書の出版は2011年なのでそれからもう6年も経過しているので、内容が古くなっているのかもしれない。できればこちらも新版として内容の加筆修正をしたものを出してもらえないだろうか? アミ…

虹を待つ彼女

逸木裕氏の虹を待つ彼女を読んだ。本書は第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作で、2016年9月に刊行された。プロローグでにおいて、2014年12月、ゲーム開発者の水科晴がドローン搭載された銃に撃たれて、死ぬ場面からストリーは始まる。その銃撃は水科晴が自身が…

脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議

ジュリア・ショウの 脳はなぜ都合よく記憶するのか (原題 The Memory Illusion)を読んだ。錯覚の科学 - 隠居日録を読んだときにも感じたことがまた蘇るような感じだ。我々が覚えていると思っていることは、本当のことなのだろうか?著者によると記憶の改変と…

江戸三〇〇年 あの大名たちの顚末

中江克己氏の江戸三〇〇年 あの大名たちの顚末を読んだ。私が子供の頃は「徳川三百年」などと言われることが殆どだったが、実際には江戸時代は300年もなく、250年ぐらいしかないので、最近はあまり聞かれることが無くなった。しかしながら本書のタイトルは30…