2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
斜線堂有紀氏のキネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~を読んだ。これはキネマ探偵カレイドミステリー - 隠居日録の続編で、探偵役は引きこもりの嗄井戸高久、語りで探偵助手役は奈緒崎と前作と同様。本書には3編収録されており、前作と同様に…
石川宗生氏の 半分世界を読んだ。本書は短編集で、4編収録されており、それぞれ、「吉田同名」、「半分世界」、「白黒ダービー小史」、「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」となっている。本書はSFというカテゴリーに分類されているが、単純にSFと言って…
カズオ イシグロ氏の わたしたちが孤児だったころ(原題 When We Were Orphans)を読んだ。この本のあらすじは 1900年代初め、上海の租界で暮らしていたクリストファー・バンクスは十歳で孤児となった。貿易会社に勤める父と、強い倫理観をもつ美しい母が、相…
perlで日本語の文字化けが起きてしまい、はまってしまった。よく考えてみたら、前に一度同じ理由ではまったことがあり(その時はSQLiteに書き込む際の値が文字化けした)、自戒を込めて記録しておく。よく、perlに関する説明で、「日本語を処理するときは、(内…
押井守監督の誰も語らなかったジブリを語ろうを読んだ。本書は押井監督がジブリの全作品について好きなように語った内容をまとめたものである。押井監督自身はまえがきでジブリに対する悪口ではないと書いてある。たしかに宮崎監督に関してはアニメータとし…
ピーター・トレメインの修道女フィデルマの叡智を読んだ。この小説も以下のページで紹介されていたフィデルマシリーズの一編。 池澤春菜が薦める文庫この新刊!|好書好日 本書の主人公で探偵役のフィデルマは実にユニークな設定になっている。時代は7世紀頃…
小川一水氏のアリスマ王の愛した魔物を読んだ。ここで紹介されていて、 book.asahi.com 面白そうだと思ったので、読んでみたのだが、文体との相性が悪いのか、あまり楽しめなかった。本書は短編集で、5編収録されてる。各タイトルは、ろーどそうるず、ゴール…
押井守監督のひとまず、信じないを読んだ。押井監督の手による幸福論なのだが、あまりにも書いてあることがまっとう過ぎて、ちょっと拍子抜けしてしまった。読者の対象は私のような爺ではなく、若い人なのだろう。あとがきによると、10年くらい前にも同様の…
磯田道史先生の日本史の内幕を読んだ。本書のまえがきで、磯田先生は次のように書いてある。 歴史教科書は、政府や学者さんの願望にすぎない。「国民のみなさん、われわれの歴史はこんなものでした。このように思っていてください」と、彼らが信じてほしい歴…