隠居日録

隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

GOSICK BLUE

桜庭一樹氏のGOSICK BLUEを読んだ。GOSICKの新大陸グレイウルフ探偵社編第二弾だが、実は時系列が巻戻ってREDより前の話となる。ヴィクトリカと久城一弥は正に移民船で旧大陸から新大陸に向かい、まさにニューヨークに到着したところだった。なぜ彼らが旧大…

GOSICK RED

桜庭 一樹氏のGOSICK REDを読んだ。GOSICKの後に色がついてるシリーズはRED、BULE、PINK、GREENと4冊出ていて、このシリーズでの時代設定は1931年で、ヴィクトリカと久城一弥はニューヨークに移り住んでいる。ヴィクトリカはグレイウルフ探偵社の探偵を、一…

2018年夏休み子ども科学電話相談の後半戦に合わせて質問まとめサイトがNHK内に現れる

今年のNHKは子ども科学相談に力が入っているようで、NHK自らがまとめサイトの作成に乗り出したようだ。http://www.nhk.or.jp/radiosp/kodomoqmagazine/www.nhk.or.jpしかも夏の後半戦(23日から31日)は毎日新されるようだ。ただ、質問・回答の一覧は以下のペ…

月の満ち欠け

佐藤正午氏の 月の満ち欠けを読んだ。東北新幹線のはやぶさで八戸から上京した小山内堅が午前十一時から午後一時頃までの間に東京駅で見聞きした出来事と、過去の出来事とを交互に描くことで、一件ありえない不思議な話に現実味を与えるそんな小説だ。小山内…

赤毛のアンのマシュウの死因がショック死だったことにショックを受ける

今更ながらYoutubeのマクガイヤーゼミの高畑勲追悼会「追悼高畑勲 勲の犯した罪と罰」を見ていたら、www.youtube.com

藤原道長の日常生活

倉本一宏先生の 藤原道長の日常生活を読んだ。本書は狙いは、藤原道長の「御堂関白記」、藤原実資の「小右記」、藤原行成の「権記」の日記の内容をもとに藤原道長の実像に迫るというものである。倉本先生は「一般に平安時代の貴族たち対する理解というのは、…

図書館島

ソフィア・サマターの図書館島(原題 Stranger in Olondria)を読んだ。タイトルに「図書館」とか「図書室」とあると、なんとなく読んでみたくなる。この本もそんな一冊なのだが、「日本語のタイトルの図書館島というのはこの本のタイトルにはあまりふさわしく…

無線LAN死亡

先週の木曜日(8月9日)の夕方に気が付いたらiPhone 6Sと無線LANの接続が切れていた。ほかの無線LANを使う端末を見てもやはり接続が切れているので、何らかの理由で動作不良になったのだろうと思い、電源を入り切りをしていると、再び動作し始めた。やれやれ…

蜜蜂

マヤ・ルンデの蜜蜂 (原題 Bienes Historie 蜜蜂の歴史)を読んだ。この物語は三つの家族の物語で、三つの異なった時間軸を三つの異なった語り手が物語を進めていく。第一の視点は2098年の四川省に住むタオという女性。彼女の住む世界ではすでに蜜蜂が絶滅し…

あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠

キャシー・オニールのあなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠 (原題 Weapon of Math Destruction)を読んだ。本書の著者キャシー・オニールは異色の経歴の持ち主だ。彼女は数学者であり、大学で数学を専攻して博士号を取得し、コロンビア大学…

NHKブログに夏休み子ども科学電話相談のテキスト書き起こしが掲載されていた (2018年夏前半)

今年の夏もNHKラジオ第一で「夏休み子ども科学電話相談」を放送している。そして、なぜか、今年はNHKのラジオブログでテキストの書き起こしが掲載されている。今なら聞き逃しサービスで音声を聞くこともできる。http://www.nhk.or.jp/radio-blog/pr/r1/30290…

修道女フィデルマの探求

ピーター・トレメインの修道女フィデルマの探求を読んだ。本書はの主人公のフィデルマは修道女であり、アイルランド5王国のひとつモアン国の王位継承予定者の妹であり、法廷弁護士(ドーリィー)でもある。しかも、場合によっては裁判官として判決を下すことも…