2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
馳星周氏の四神の旗を読んだ。 北上ラジオの第15回目で紹介されていた。「馳星周の新境地の傑作だ!」と『四神の旗』(中央公論新社)を書評家・北上次郎が熱烈推薦!「北上ラジオ」第15回 - YouTubeこの小説は藤原不比等の4人の息子、武智麻呂、房前、宇合…
都筑道夫氏のキリオン・スレイの再訪と直感を読んだ。キリオン・スレイシリーズの短編集の最終巻だ。本書には六編収められており、それぞれのタイトルは「如雨露と綿菓子が死につながる」、「三角帽子が死につながる」、「下足札が死につながる」、「女達磨…
遠田潤子氏の銀花の蔵を読んだ。この作品は北上ラジオの第16回目で紹介されていた。 「年間のベスト3には入る作品だよ!」と遠田潤子『銀花の蔵』(新潮社)を猛烈紹介! - YouTube銀花は主人公の女性の名前で、蔵は醤油蔵を指している。序章は現在なのだが…
2021/7/27追記 overlay dtsの定義をより相応しいものに置き換えた。 2020/6/20追記 起動しない原因がNAS kitに由来するもので、LTSとは関係ないので、内容及びタイトルを一部修正前回の調査でUSBマスストレージが認識されていないので、起動できないところま…
ネイサン・レンツ の人体、なんでしょうなった?(原題 HUMAN ERRORS. A Panorama of Our Glitches, from Pointless Bones to Broken Genes)を読んだ。本書は我々の体にはいかに多くの欠陥があるかということを解説した本だ。本書ではたびたび「デザイン」と…
2020/6/20追記 起動しない原因がNAS kitに由来するもので、LTSとは関係ないので、内容及びタイトルを一部修正以前NanoPi NEO2 NAS kitでu-bootが動かないということを書いた。 prozorec.hatenablog.com その後もなんとなくこのことが頭に残っていて、思いつ…
小野寺史宜氏のまちを読んだ。これは北上ラジオの第11回で紹介されていた。『まち』小野寺史宜(祥伝社)の傑作を読もう! 北上次郎「北上ラジオ」第11回 Presented by 本の雑誌社 - YouTube 瞬一は東京に出ろ。東京に出て、よその世界を知れ。知って、人と…
高村薫氏の四人組がいた。を読んだ。タイトルに「。」がついているのも最近の流行りを取り入れたのだろうか。四人組というぐらいだから主要な登場人物は4人いる。元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さんの4人。元村長、元助役、キクエ小母の三人はどう見…
玉木俊明氏の逆転のイギリス史 衰退しない国家を読んだ。本書はイギリスの歴史について、特に経済の観点から記述した本なのだ。「逆転」とタイトルについているのは、世界の覇権がオランダからイギリスに移り変わっていたことをさしているのだろうが、その後…
斜線堂有紀氏の夏の終わりに君が死ねば完璧だったからを読んだ。いわゆる結核文学の一形態だと思うのだが、設定はちょっとひねっている。主人公は中学3年生の江都日向えとひなたは劣悪な家庭環境にいた。母親は家の近くにあるサナトリウムの反対運動をしてい…