2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
田口俊樹氏の日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳この四十年を読んだ。この本は北上ラジオの第32回で紹介されていた。 田口俊樹『日々翻訳ざんげ』は最初から最後まで失敗だけの記録を綴った傑作回顧録だ!【北上ラジオ#32】 - YouTube田口氏の名前は昔聞いたラジオ…
斜線堂有紀氏の詐欺師は天使の顔をしてを読んだ。本書は特殊状況ミステリーだ。2つの中編のミステリーが収録されている。子規冴昼は一世を風靡した霊能力者だったが、突然失踪してしまった。マネージャーの呉塚要も八方手を尽くして探したが、その行方は杳と…
アネッテ・ヘスのレストラン「ドイツ亭」(原題 DEUTSCHES HAUS)を読んだ。本書はフランクフルト・アウシュビッツ裁判をテーマにしたフィクションで、1963年ドイツのフランクフルトで開かれたムルカ等の裁判に偶然ポーランド語の通訳として参加することになっ…
稲葉一広氏の戯作屋伴内捕物ばなしを読んだ。本書は時代小説とミステリーを融合したハヤカワ時代ミステリ文庫でハヤカワ文庫JAの中のサブカテゴリなのだと思う。2019年の夏から刊行を開始しているようだ。本書の主人公は戯作者(本人は戯作屋と称しているが)…
タラ・ウェストーバーのエデュケーション 大学は私の人生を変えた (原題 Educated A Memoir)を読んだ。この本の内容は衝撃的だった。そして、不謹慎にも非常に面白かった。なぜ、不謹慎かというと、英語の原題にあるようにこの本は回顧録だからで、記憶の齟…
FreeBSD 13.0にarm64上で12.2から更新しようとして失敗した。12.2はTier 1ではサポートされていない。ブート専用のSD cardを作った。 Create boot only SD card for FreeBSD 13.0 whose original SD card image employs GPT partition scheme.
ハンナ・ティンティの父を撃った12の銃弾 (原題 THE TWELVE LIVES OF SAMUEL HAWLEY)を読んだ。本書は北上ラジオ第31回で紹介されていた。出たぞ!断言!! ハンナ・ティンティ『父を撃った12の銃弾』は2021年のベスト1だ!【おすすめ本/北上ラジオ#31】 - Y…
藤野可織氏のピエタとトランジ を読んだ。ピエタがトランジと巡り合ったのは、彼女たちが17歳の時だった。ピエタの通っていた高校にトランジが転校してきたのだ。この物語は、それからの二人の物語だ。ピエタもトランジもニックネームで、本名がそのような音…
砂原浩太朗氏の高瀬庄左衛門御留書を読んだ。本書は北上ラジオの第28回で紹介されていた。砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』は、まだ1月だけど2021年のベスト1と言いたいくらいの素晴らしい時代小説だ!【おすすめ本/北上ラジオ#28】 - YouTube高瀬庄…
佐藤究氏のテスカトリポカを読んだ。今回の小説は暗黒小説だ。物語はメキシコから始まる。ルシア・セプルベダはメキシコの麻薬カルテルに牛耳られた故郷クリアカンを捨て、アカプルコに出た。そこの食堂で働いていた同僚の「日本に行く」という言葉に影響さ…