2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
飛鳥井千砂氏の見つけたいのは、光。 を読んだ。この本は北上ラジオの第47回で紹介されていた。飛鳥井千砂『見つけたいのは、光。』は、2022年日本の小説ベスト1だ!【北上ラジオ#47】 - YouTubeなかなか説明するのが難しいが、30代から40代の三人の女性が…
安壇美緒氏のラブカは静かに弓を持つ を読んだ。この本も本の雑誌で紹介されていた。 www.webdoku.jp 安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』(集英社)はスパイ活動を描いた小説。ただし、諜報機関や謀略とは無縁の、日常を舞台としたスパイ小説である。 多分…
佐藤究氏の爆発物処理班の遭遇したスピンを読んだ。本書は短編集で、本のタイトルにもなっている表題作を含む8編が収録されている。収録作は、「爆発物処理班の遭遇したスピン」、「ジェリーウォーカー」、「シビル・ライズ」、「猿人マグラ」、「スマイルヘ…
押井守監督の映画の正体 続編の法則を読んだ。これは押井守の映画50年50本 - 隠居日録の続編的な本で、今回は映画をpart2という視点で語ったもの。前回である種語りつくした感はあるし、前巻や別の本と重複したような内容の所もあるが、今回は続編がある映画…
青山文平氏のやっと訪れた春を読んだ。この小説背景はちょっと込み入っている。舞台になっているのは架空の藩である倉橋藩だ。近習目付を拝命してから約40年がたち、長沢圭史はとあることで職を辞すことを決意し、致仕した。そして、同役で同時に近習目付を…
越谷オサム氏のたんぽぽ球場の決戦を読んだ。本書は北上ラジオの第48回で紹介されていた。越谷オサム『たんぽぽ球場の決戦』は白眉の草野球小説だ!【北上ラジオ#48】 - YouTube野球の小説だ。と言っても、草野球のチームが舞台で、そのチームに参加している…
黒川信重氏の絶対数学の世界 ―リーマン予想・ラングランズ予想・佐藤予想―を読んだ。この夏に、この本以外にも2冊の数学関連の本(数学の大統一に挑む - 隠居日録、計算する生命 - 隠居日録)を読んだが、この本が一番内容が理解できなかった。というよりも、…
フレデリック・テイラーの一九三九年 誰も望まなかった戦争 (原題 A People's History The War Nobody Wanted)を読んだ。本書は第二次世界大戦に至る英独開戦状況を、当時の新聞、日記、回想録あるいは実際のインタビューによって事細かに追っていった記録で…
前回の続き。ようやく、zfsでブートできた。何が問題だったかというと、 最初にrpi4に使っていたUSB-ATAのコントローラーとrpi4の相性が悪かった md上にシステムを書き込んで、ディスクにコピーしていた 1に関しては、よくわからないが、rpi4に1台だけつない…
バルバラ・マッツォライのロボット学者、植物に学ぶ―自然に秘められた未来のテクノロジー (原題 LA NATURA GENIALE)を読んだ。生物をモデルに模倣して、それを工学的に再現してロボットに適応するのが著者の目指している所で、このこと自体は今やあまり珍し…