東川篤哉氏の魔法使いと最後の事件を読んだ。
さらば愛しき魔法使いの最後で雑誌に魔法を使っているところをスクープされてしまい、魔法使いマリィが突然いなくなってしまったので、このシリーズは終わりなのだろうなぁと漠然と思っていたら、続巻が出た。人の噂も七十五日。ほとぼりが冷めたので、マリィは再び八王子に舞い戻ってきたのだった。本書には4編納められている。
- 魔法使いと幻の最終回
- ちょっとひねったダイイングメッセージのミステリ。私はダイイングメッセージに関しては、非現実で気なので、否定派なのだが、こういうのだとありだと思った。
- 魔法使いと隠されたメッセージ
- これもダイイングメッセージ。こちらも若干ひねっている。犯人が余計なことをしてしまって…というパターン。
- 魔法使いと五本の傘
- これはどいううカテゴリーになるのだろう?殺人現場に残っていた遺留品(傘)が誰のものかというところが味噌なのだが。
- 魔法使いと雷の軌跡
- これは凶器はどこから来たのかというところがストリーの味噌。それが雷の軌跡なのだ。
今回のストーリーでマリィと小山田聡介は最終的には結婚した。タイトルに「最後の事件」とついているし、今度こそシリーズ終了だろうか。