隠居日録

隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

戦国女刑事

横関大氏の戦国女刑事を読んだ。「警察というのは女社会であり、女尊男卑の風潮が色濃く残っている」と書かれていて、これだけでバカミスだというのが濃厚に漂ってくる。しかも、タイトルが「戦国女刑事」で、登場人物は戦国時代の武将のような名前を持ち、警視庁の女性刑事になっている。しかも、各話のタイトルが「桶狭間に散る」、「姉川の失恋」、「竜虎相搏つ」、「本願寺一族の野望」、「本能寺殺人事件」となっているので、戦国時代のあの時代辺りを題材にしているのはまるわかりだ。内容を書くこと自体はばかられるような感じがする。

本書は広い意味ではミステリーだが、犯人が最初に明らかになっている倒叙形式のミステリーで、あまり謎ときには主眼を置いていないと感じた。とにかくこのなんとも言えない設定を楽しむための読みものだろう。