隠居日録

隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ロートケプシェン、こっちにおいで

相沢沙呼氏のロートケプシェン、こっちにおいでを読んだ。本書は午前零時のサンドリヨンの続編だ。本書も連作短編となっており、5編が収録されているのだが、メインのストーリーの前に「トモ」と呼ばれている少女のモノーローグ文が挿入されており、その少女…

午前零時のサンドリヨン

相沢沙呼氏の午前零時のサンドリヨンを読んだ。本作は第十九回鮎川哲也賞受賞作だ。本書には四編が収められており、連作短編の形式になっている。高校一年の須川が一目ぼれしたクラスメート酉野初はマジシャンだった。レストランバー「サンドリヨン」で客に…

冷却ファン交換 (東芝dynabook RX3/T7M)

2月22日の水曜日の午後に発注したのに、本日24日の午前中には冷却ファンが届いた。チチブデンキも東芝も仕事が速い。 冷却ファンの型番号はこれではないかと思っていたもの(GDM610000456)と一致していた。 はてなブックマーク - 東芝 dynabook RX3用CPUファ…

PCからの異音が大きくなった気がする

約半年前に、こんなブログを書いた。 prozorec.hatenablog.com その後何もしていないし、新しいPCも買っていない。なので、状況はよくなるはずはなく、最近ノイズが大きくなってきたような気がする。もっとも、音の大きさをはかっていないので、感覚的なもの…

砕け散るところを見せてあげる

竹宮ゆゆこ氏の砕け散るところを見せてあげる。本書の出だしは次の一文から始まる。 「つまりUFOが撃ち落されたせいで死んだのは二人」 竹宮ゆゆこ氏というととらドラ!のイメージが強かったのだが、これはSFなのかと誤解してしまった。本作は最初の方はラブ…

籠城 戦国時代に学ぶ逆境のしのぎ方

榎本秋氏の籠城 戦国時代に学ぶ逆境のしのぎ方を読んだ。この本も「いったい戦国時代はどのように兵士は戦っていたのだろうかという」疑問の答えを探すために読んだ。本書は第一部と第二部という構成になっており、第一章には「城の分類と歴史」、「城の作り…

真実の10メートル手前

真実の10メートル手前米澤穂信氏の真実の10メートル手前を読んだ。これも語り手の視点は作品ごとに異なるが、大刀洗万智シリーズの作品だ。短編集で6作品収録されており、表題作の「真実の10メートル手前」のみが新聞社勤務時代の設定で、それ以外は新聞社を…

パトレイバー初期OVA第五話の雪のシーン

youtubeを眺めていたら、出渕さんが出ている以下の動画が出てきた。それで、それを見た。 www.youtube.comここ その中でパトレイバー初期OVAの第五話に触れていて、本編を久しぶりに見たくなった。私が持っているのは約30年前に買ったLDなのだが、さすがにプ…

さよなら妖精(単行本新装版)

米澤穂信氏のさよなら妖精を読んだ。主な登場人物は守屋路行、大刀洗万智、白河いずる、文原竹彦、そしてマーヤ。守屋と大刀洗は雨の降る日に偶然雨宿りしていたマーヤと出会う。そこから物語が始まった。だが、語られる物語は時間軸をさかのぼることになる…

「戦闘報告書」が語る日本中世の戦場

鈴木眞哉氏の 「戦闘報告書」が語る日本中世の戦場を読んだ。いつのころだろうか覚えていないのだが、いったい戦国時代はどのように兵士は戦っていたのだろうかという疑問が湧いてきて、それに関して本を読んで調べている。それで、自分の興味を満たすために…