隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

図書室のピーナッツ

竹内真氏の図書室のピーナッツを読んだ。これは図書室のキリギリスの続編で、高校の図書室で本にまつわる日常の謎のミステリーだ。ストリーも前作の直後から始まっていて、完全なる続編と言った感じになっている。本作も連作短編で、サンタクロースの証明、ハイブリットの小原庄助ロゼッタストーン伝言板、ピーナッツの書架整理の4編が収められている。第二話は「ハイブリット」になっていて、本来はhybridなので「ハイブリッド」すべきなので、著者を含めていろんな人が勘違いしているのだろうか?

本作の3話では年度が切り替わり高良詩織も学校司書2年目となり、新入生も入ってきて、新しい登場人物も増えてくる。また、高良詩織はなんちゃって司書を脱却し、司書のプロとなるべく通信教育で司書になるための勉強を始めた。それと、市の図書館の司書と知り合いになり、恋愛に発展することになる。ストーリでは、2話目で小原庄助が実在するのかしないのかを色々な角度から生徒同士が調べて発表しあう形式にして、迫っていており、「会津磐梯山」の民謡の中に小原庄助が取り込まれた経緯が推理されていて、面白かった。