2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
東川篤哉氏の「鯉ヶ窪学園探偵部」シリーズの第一作目だ。このシリーズはNHK FMの青春アドベンチャーで「放課後はミステリーとともに」「放課後はミステリーとともに2 探偵部への挑戦」で何とはなくは知っていたが、4部作であることを最新知り、一作目から…
西股総生氏の「戦国の軍隊」を読んだ。氏はもともと城郭を研究していたということだが、敵の攻撃を防ぐための構造物という意味において城郭は軍事的構造物としてとらえているが、戦国時代を軍事的に考察した書物がなかったので、自ら執筆したということだ。…
NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第三回目。今回は欧米諸国による植民地支配と奴隷貿易について内容だ。 ヨーロッパが入ってきてからアフリカはおかしくなった。では、いったい何が起きた…
中山智幸氏のペンギンのバタフライを読んだ。この本には、5編収録されているが、初出一覧を見ると「バオバブの夜」と「ふりだしにすすむ」以外は描き下ろしになっているので最初から連作短編を意識して書いたのかはよくわからないが、一冊の本にまとめるにあ…
なぜこの本を読もうと思ったのか正確には思い出せないが、NHK FMの青春アドベンチャーの「know ~知っている」を聞いて、作者に興味を持ったからだと思う。それで、野崎まど氏のデビュー作の「[映]アムリタ」を読んでみた。映画製作にまつわる話だが、撮…
乃至雅彦氏監修による「図解!戦国の陣形」は講談社現代新書の「戦国の陣形」のビジュアル版といった印象を受けた。今回は乃至氏は監修なので、全編氏による執筆ではないが、「戦国陣形の登場」の項を担当してる。前掲の書で論じられているが、我々がイメー…
NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」の第二回目。今回はアフリカの混沌の原因について内容だ。 アフリカにはかって立派な王国がいくつもあった。国家がどのように成り立っていたかというと、そ…
NHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 歴史再発見」で放送されていた「アフリカは今~カオスと希望と」なのだが、もっと早く聞くべきだった。放送自体はあと2回しか残っていないが、ストリーミングを聴く - カルチャーラジオ 歴史再発見 - NHKがあり、今のとこ…
量子力学と生物がいったいどのような関係があるのか不思議に思って読んでみた。量子力学というとトンネル効果とか波動関数とか、わかるようなわからないような話で、それが生物とどういう関係があるのだろうか? まず、第一章で登場するのはヨーロッパコマド…
2019-7-30 城平京氏の虚構推理を再び読んだ。この本は2016年の6月に一度読んでいるのだが、この続編にあたる短編集を読んだら、一作目のこの作品のことをあまりにも覚えていないことに気づき、もう一度読む気になったのだ。妖怪や化け物から「ひとつ目いっぽ…