隠居日録

2016年(世にいう平成28年)、発作的に会社を辞め、隠居生活に入る。日々を読書と散歩に費やす

コップクラフト6

賀東招二氏のコップクラフト6を読んだ。太平洋に突如異世界から島が現れた世界での警察ドラマ。日本人のケイ・マトバと異世界からやってきた見た目は少女の準騎士ティラナ・エクセディクカのコンビのシリーズ第六作目だ。今回はA king maker (合意の形成者)の一編が収められている。

物語の出だしはサンテレサ市警の警部ビル・ジーマ家でのバーベキューパーティから始まる。マトバが買ってきた上等の霜降り牛肉をジーマが黒こげにして台無しにしている頃、サンテレサ市の市長選の有力候補者が射殺された。それで、パーティーは急遽中断され、刑事の面々は待機命令が下りるのだが、射殺犯人と殺害された候補者を結ぶ関連性は全然浮かんでこなかった。さらに射殺に使った銃器の入手先も不明。一体どういうことなのだろう?事件の捜査をする風紀班であるが、そうこうしているうちにもう一人市長候補が射殺されてしまった。

今回のストリーは以前の巻に登場していた人物が再登場してきて、今まで撒いていた伏線が集まってきたという感じだ。更に、前巻で明らかになった、死んだと思われていたティラナの兄が何やら犯罪組織にかかわっているというようなことも示唆されているが、今回はそのストリーはまだ深く掘り下げていない。夏ぐらいには第七巻が刊行されるということなので、そちらの方に繋がっていくのだろうか?