東川篤哉氏の鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの一冊で、放課後はミステリーとともにの続編。こちらも、霧ヶ峰涼が主人公になっている。こちらも、NHK FMの青春アドベンチャーでドラマ化されていて、そちらを先に聞いていたので、内容はだいたい知っていたが、「霧ヶ峰涼と十二月のUFO」はドラマ化されていなかった。こちらはラジオの10回の放送に収めるために、前作において登場していなかった池上冬子のストーリーを省略したのではかいだろうか。それと、本作においてオリジナルの鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの3人(多摩川、八橋、赤坂)が登場した。しかし、最終話で部長の多摩川と八橋は卒業してしまったが。
「霧ヶ峰涼と映画部の密室」がちょっといただけないと思った。霧ヶ峰涼が来ることを加藤が事前に知らなかったはずなので、誰かに大画面液晶テレビ見てもらうことを前提としたトリックは論理的ではないと感じた。
あと、探偵部への挑戦状といいつつミステリー研と探偵部の勝負は2話しか収録されていない。